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2008.03.26 フェリーの朝
大型フェリーの一番安い席の床に雑魚寝していたら、朝5時に夢を見て目が覚めた。

夢の中で自分は、一番最初に勤めていた少年鑑別所で夜勤をしていた。
朝になり、入っている何人かの子供の朝食を下げ、事務所に戻る。(子供の中の一人は馬が合う子であったが、少年院に送られ、その後刑務所で再会した)

気のいい後輩が「ちょっと問い合わせが・・・」と苦笑いしている。
当時は会計関係を担当しており、問い合わせは上級官庁からのもので、すでに支払いを終えた施設の電気料金の内訳に関するものだった。
公共料金なので、不正を行うことは不可能。
自分の作った書類に応じて日本銀行経由で支払っており、先方からも苦情などはなかった。
その算出方法についての問い合わせで、大雑把に言ってしまえば1円のプラスマイナスの問題であった。

説明さえさせてもらえれば理解は得られるので、自分的にはたいしたことではない。
だが、上司は「支払い終わっているので、まちがってたら大変だ。職責問題だ」と心配そうにしている。
PKの前に、はずしたら大変だぞ、とまくしたてているようなもんである。

自分の頭の中はというと・・・
「さっさと済ませて彼女の待ってる家に帰ろう」「日中はのんびりして夕方にはバレーの練習だ」

そんなところで目が覚めた。
当時は幸せだと思っていた。
誰からも文句の出ないように事務処理し、非行少年と呼ばれる子供の話を聞いては励まし、収入も十分だった。
家では彼女が待っていてくれて、バレーもいい感じでできていた。


今の自分はというと、当時では想像もできなかったエーゲ海のフェリーに揺られている。
I Podでお気に入りの曲を聴き、まったく似合わないお気に入りのサングラスをアイマスク代わりに寝そべり、朝日を見るのを心待ちにしながら。
自力で国境を越えれた満足感でいっぱいの中、トルコでの出来事が思い出された。

サフランボルで両替に行ったT君と、成田で両替した自分とを比べると、円高と手数料の影響か、T君はかなり儲かっていたこと。

平日の深夜0時にアンカラのバスターミナルで、別れを惜しんで民族楽器を鳴らしながら踊っている人の輪が、見ず知らずの人が混ざってどんどん大きくなっていったこと。

セルチュクの宿で洗濯を頼んだら、どう見ても小学生の男の子がきて、すらすらと英語でこっちの名前を尋ね自己紹介してきたこと。
「明日の朝になるが大丈夫?」とやる気満々だった彼は、きちんと翌日には洗濯物を仕上げ、昼には商店街で新聞を売って歩いていた。

金の価値や仕事の意味、日本の子供などなど・・・
考えると、いろいろな思いがごちゃまぜになり、わけがわからなくなってきた。

そんな時にI Podから流れてきたのは、oasisの「Don't look back in anger」(かなり古いが)
洋楽の意味などまったくわからないで聴いているが、そうしてみろってことなのかな・・・

安定した仕事と収入、待っている彼女、バレーに打ち込める場所。
全部もうないが、今こうしていろいろ考えながらわけがわからなくなることができる自分は、結構充実していて、幸せだと思う。
こんな自分のわがままを認めてくれる家族がいて、心配してくれる友達もいる。
ありがたい限りである。

かなり曇りっぽいけど、朝日を見に行こう。
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