上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2008.11.08 孔子
派遣前の訓練を受ける前、国内で最後に読む本を物色しているときに選んだのがこれ。
井上靖の「孔子」
孔子 (新潮文庫)孔子 (新潮文庫)
(1995/11)
井上 靖

商品詳細を見る

自分が高校生のころだったか、ベストセラーになり話題になった。
自分は高校時代「倫理」という教科が好きで、お堅い哲学者の話なんか結構おもしろがって勉強していた。
国内最後なんだから、ちょっとまじめで硬いものでも読んどこうかな・・・
というわけで選んでみた。
当然、どんどん読めるかと思っていたのだが、終わってみると半年以上もかかっていた。
ただ、おもしろくないというわけではなく、考えさせられることが次から次へと出てくる本だった。

孔子といえば「論語」の「四十にして惑わず」とか言う言葉なんかが有名だが、その辺はホントに孔子が言ったものかどうかは定かではないらしい。
ただ、いろいろな言葉が、孔子の言葉として語り継がれていて、それは今の世の中でも十分考える価値のある言葉なのだ。
そんな孔子の言葉を、弟子や研究する人たちがいろいろ考えていく、という作業が物語として繰り広げられていく。
孔子の言葉は、「がんばってもうまくいくとは限らず、それを誰かのせいにしても始まらないから、しっかり受け入れる」とか、結構現実的。
「やさしさや真心が大事」なんて、宗教と言うよりは道徳みたいな感じで語られていく。

スリランカの宗教は仏教がメイン。
毎週日曜には、仏教を学ぶため子どもたちはお寺へ行く。
初めて話すスリランカ人が聞いてくる話題は、家族、宗教、給料だ。
誰かを助けるということに関しては非常に積極的だが、助けられる側が助けられて当たり前的なところが少々気になる。
まあ、助けない人に対して文句を言ったり、不満をあらわにしたりはしないから、問題はないのだが。
そしてたくさんいるお坊さん。
お坊さん(結婚せず、酒も飲まずなどなど)ということで尊敬されているが、普通にゴミをポイ捨てしたりもしている。

町や家には「仏のご加護を」的な言葉があちこちにあふれ、皆仏像を拝むことで心のよりどころとしている。
孔子は仏陀とは違い、普通の人。
ただ、神仏は敬うが、それほどすがったりはしないと言う。
世界にはいろいろな思想があり、皆その中で幸せに生きることを願っている。
日本では物が豊かで、何の不自由もなく生活できる。
あんなに便利な国はない。(と今のところ思う)

一人一人が幸せを実感できているかどうか、となると、日本人はどのくらい幸せを実感しながら生きているんだろう・・・
「スリランカはどう?」と聞いてくるスリランカ人は、いつもどこか自信にあふれている。
スリランカでは仕事もなく、真昼間から道端でボーっと外を眺めてるオヤジさんが、すごくたくさんいる。
そんな人の家には洗濯機、車がなく、靴を履いていない人も多い。
でも、そんな人同士の会話はすごく盛り上がっていて、楽しそうだ。

日本で、平日の真昼間から道端でのんびり会話して笑っている大人たちって、いたかな?
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://keivb.blog22.fc2.com/tb.php/181-9202dab4
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。