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2008.09.19 新たな目標
大会を終え、デニヤーヤに戻り、練習再開。
大会は、なんと自分たちが負けた相手が優勝したという。
今回の大会は、今後の目標を決める上で、いいバロメーターになると思っていた。
初めてこのチームにきたとき、「目標は?」と聞いたところ・・・
「試合で勝ちたい」
ただ、どの試合、どの相手、というのは、信じられないくらい具体性がなく、ただ、「勝ちたい」というだけだった。
これでは、なにをしたらいいのか・・・
そう思いつつも、状況の把握をしながら、今より良くなることだけに重きを置いてやっていたので、大会での成績、対戦相手は、今後のチームの目標を左右する重要な要素。
チームは目標に向かって作っていくものだと自分は思っているので、具体的な目標を設定することは、チームの運営の基本になる。
そして、大会の結果を踏まえ、自分の中では「スリランカで1番になる」ということが、一番いい目標だと、今大会を終えて考えていた。

そこで、戻ってきて初めての練習で、まず最初にミーティング。
大会に行かなかったU-14の女子、男子にも、自分たちの一緒に練習しているチーム(U-17女子)がどのくらいのレベルなのか、知ってもらうのもいいことかと思ったので、一緒に話した。
U-17の女子は、自分たちが勝てそうだった相手が優勝したことで、当然、優勝できなくはないと感じている。
というのも、大会結果を知って「私たちが負けたチームが優勝だって!」と大騒ぎしていたことで、十分分かる。
優勝も夢ではないのだ。

ただ、誰もそれを言わない。
なんでだろう・・・

自分が、北海道の田舎町で、10歳でバレーを始めたころ、「全国大会に行く」なんて、想像もできなかった。
その後、いろんな経験を経て、やり方次第で、どんな環境でも、がんばればなんとかなる、ということを学んできた。(がんばり方が重要だが)
スリランカの中でも田舎と言われる小さな町の、わずか16歳の女の子たちが、「自分の国で一番になる」なんてことを想像できないのも、わからないでもない。
そんなところに自分が来たのは、ほんの偶然、というか奇跡に近い。
でも、自分は、この子たちなら、「スリランカで一番」(年齢別だが)を目指せると思う。
そして、自分はその力になりたいと、素直に思っている。
こういう田舎町の子が、スリランカでトップに立ち、自分たちの町がバレーの強い町として知られるなんて、すごくおもしろいことだと思う。
自分が手伝うことで、それができれば、この子たちにとって、そして自分にとって、この町にとって、大きな財産となる。
子どもにとって、目標に向かって努力することの素晴らしさを最大限に体験できる、絶好の機会だ。
そこで、「一番になることはできないかな?」と質問。
負けて帰ってきた子たちの表情が固くなった。
思っていても口に出さなかったこと、言ってしまうと、今まで以上にがんばらなければならないこと、はっきり認められるかどうか。
「できる・・・」
ポツリとつぶやく子が、何人かいた。
それを聞いてうなずく子も。
目標決定。
「スリランカ一(いち)」
大会に行っていない子たちは少々おどろき気味だが、負けた子たちは、目がギラギラしている。
どうやら、覚悟はできたようだ。
そこで、手始めに「強いチームの条件」として・・・
「約束を守る」(プレーだけでなく、時間や規律なども)こと。
「厳しい練習をしなくてはならない」こと。
を伝えた。
そして、その日の練習は、ボールを使わず体力づくりから。
かなりハードにしぼったが、いい雰囲気で練習終了。

終了後、練習にこれなかったスニルさんとも目標を確認。
負けた試合直後に、二人とも同じように考えていた(正直対戦相手は優勝しそうな雰囲気があった)ので、特に問題なし。

ただ、その翌日から、U-14 の女子は一人も来なくなってしまった。
大会前もほとんど練習する時間を作ってあげられず、帰ってきたと思ったら、こんな展開・・・
そりゃあ腰も引けるだろう。
ただ、彼女たちが、次のチームを担っていくのは事実。
そしてなによりも、バレーが大好きだというのは、見ていれば分かる。
そんな子たちにバレーを嫌いにさせることは、自分は絶対避けたい、というか避けなければならないこと。

そして、男子は、手を掛けてあげられる時間が少ないのもさることながら、想像以上に技術的進歩が遅い。
その上、夏休み(8月)の間、金銭的理由(バス代がない)で練習にこれずトレーニングしていない子は、明らかに体力不足。
U-14の女子同様、練習再開の翌日、練習にこなかった。
前日のトレーニングで、かなり体が痛くなっているはずで、無理もない。
ただ、その根性のなさも気になる。
でも、きちんとトレーニングを積んだ子たちは確実に体力がついている。
もう少し技術的な面を練習できれば・・・

ただ、スニルさんは少々違って、メインのチーム(U-17女子)だけで構わない、と考えている。
まあ、全部なんとかしようとしている自分にも、無理があるのは百も承知。
でも、投げ出すわけにはいかない。
これだけバレーにどっぷり浸れるというのは、自分にとっては願ってもないこと。
がんばりどころである。
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