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生活改善プロジェクト立案から数日。
検討に次ぐ検討の末、「オーブントースター」をゲット!
2,950ルピーのところ、3日間通い詰めて交渉した結果・・・!
な、なんと!50ルピーだけ値切ることに成功!2,900ルピーにてお買い上げ。(1ルピー=1円)

ついでに、冷凍ソーセージ(チキン)と缶入り固形チーズ(溶けるものは売っていない)、トマトソースを購入。
日本では、これにマヨネーズ、ツナなんかを加え、なんちゃってピザトーストをよく食べていた。
今回は「チーズが溶けるか」がちょっと不安だったが、さして問題ではないだろうと踏み、なんちゃってピザトースト・スリランカ風に挑戦!ってほどの物ではないのだが・・・

元々持っていた電気ポットにソーセージを放り込み、茹でる。
そしてチーズの缶詰めを開ける。と思いきや、材料と一緒に買った缶切りが、実に使いにくい!!
ケチって安いのにしたのが失敗だった。
なんとかチーズの缶を開け、パンを切って、しばし待機。
茹で上がったソーセージとトマトソース、チーズをパンに乗せ、いよいよ「オーブントースター」の出番。
一応、買った店でテストしてくれた(こっちでは必ずきちんと動くところを見せてから売る)のだが、いかんせんこっちの品物。
不安と期待が複雑に絡み合い、なんとも言えない待ち時間となった。
結果・・・
チーズはやや変形。薄い黄色がオレンジっぽく焼けた(焦げた?)のが、おいしそうなんだかどうなんだか・・・
まあ、こんな料理(一応初調理なので料理とする)を変な風に作る方がむずかしいわけで、結構うまい。
なにはともあれ、「あったかい食べ物」が食べれたことが、すごくうれしかった。
原始人に毛の生えたレベルといわれたサバイバル的食生活から脱した、記念すべき日となった。
次は洗濯機だ!

下がオーブントースター  隣は1日でお湯をぬるま湯にできるポット
上はウッドアップル(こっちにしかない果物)のジャムとイチゴジャム、パン、電気ポット(900ルピー)
オーブントースター他
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自分は、ある時の自己紹介で「若いころに少年鑑別所に入って、それから少年院へ行って、その後、刑務所へ行った」と言ったことがあった。
要は職員としていただけなのだが、その一番大事な部分を言わずに済ませた。
正しい情報を伝えておらず、非常に悪質な行為だったが、自分は密かに、「それでも受け入れてもらえるだろう」と思っていた。
そのときの自分の立場は、あくまでも更生したことが認められている立場だったから。
その結果、しばらく「罪を犯してそういうところにいた人」として知られ、そういうところを出た人が、社会でどんな扱いを受けるかを体験してしまった。
そして、自分はその体験に耐え切れず、大慌てで誤解を解くのに奔走、すごく苦労した。
必ず解けるはずの誤解だったのに、まったく耐え切れなかった。
単に自業自得なのだが、こんな特殊な体験ができたことは貴重な経験だったと思う。
誤解させてしまった人たちには申し訳ないが。 HP「職場で見送った人たち」参照)
そして、この話を刑務所で働いてた時にすごく仲よくしてくれた読書好きの先輩に話した。
その時「東野圭吾の「手紙」は、いつか読んだほうがいいかもね」と言われていた。
そして、ここスリランカで、偶然、見つけた。
そして、ついに読んだ。
東野圭吾「手紙」
手紙 (文春文庫)手紙 (文春文庫)
(2006/10)
東野 圭吾

商品詳細を見る

生まれて初めて、文庫本1冊を徹夜で一気に読んだ。
東野圭吾の本は、今までにも少し読んでいる。
「宿命」「変身」「天空の蜂」「白夜行」「秘密」
どれもすごくおもしろかった。
読書嫌いな人に勧めるなら、自分は間違いなく東野圭吾を勧める。(一番好きな作家ではないが)
結構ややこしい設定だったりするのに、非常にテンポよくわかりやすく話が進む。
そのわりに、ちょっとびっくりする結末が用意されていたりするので、誰が読んでもおもしろいと思う。

ただ、この「手紙」だけは、自分にとって、今までとはちょっとおもしろさの意味が違った。
自分の人生の中で経験してきたことと、ものすごく似通ったこと、自分が物語とはちょっと違った側面から知っていることが、いくつも出てきたのだ。
まるで、自分の人生を、自分以外の視点から見ているみたいだった。
家族から何度も届く手紙。
主人公に来る手紙は、自分がかつていた職場に限りなく近い状況から出されてくる。
自分はその差出人に近い人たちと一緒に十数年を過ごし、犯罪の加害者の立場から、被害者を考える人を見る機会がたくさんあった。
主人公が、加害者の家族として差別を受ける、と言うのは、自分が悪質な自己紹介をして受けた扱いとかぶる気がしてしかたなかった。
その上、大学にはちょっと変わった形で入学、その後編入し卒業、というのは自分とすごく似ている。
刑務所に慰問に来てくれる人の話が出てくるのだが、その窓口になる仕事は前述の先輩がやっていたので、自分はその一部始終を見てきた。

この本を、犯罪の加害者の人に読ませるべきかどうか、自分には分からない。
ただ、これはロングセラーとして世に知られ、映画にもなっているので、隠すことはできない。
自分がかつていた職場では、こういう内容はすごくデリケートな問題として処理されてきたし、それはすごく大切なことだと思う。
あくまでも小説の中の話なのだが、自分には限りなくリアリティのある話だと思える。
物語の中で描かれる世界は、加害者にとって、決して甘いものではない。
できれば、読むべき人には、いつか自然な形で、この本と出会ってほしい。
ただ、読むべき立場になってから読んだのでは、実は遅い。
罪を犯すと言うことが、どれだけの人に、どんな影響を及ぼすのか。
そういったことを知る意味では、できるだけたくさんの子ども、大人に、できるだけ早く読んでもらいたい本であることは確かである。
最近、学校は試験間近のため、練習は午後からのみ。
午前中はフリー。
たっぷり本を読んだりしながら、のんびり過ごしていたのだが、少々新たなプロジェクトに取り組むことに。
その名も「生活改善プロジェクト」
大げさな感じだが、なんのことはない。自分の生活を少々改善しようかと思っただけ。
まずは、自分の住居を確定する。
実は、もといた家の改修が一向に終わらず、少々頭にきていたのだ。
今いるところは、あくまでも改修期間の仮住まいのつもりだった。
もとの家に戻るつもりだったが、今いるところに移ることに。
家主の先生・セーラシンハさんにも了解してもらった。

そして、新居(もともといるのだが)にて、新たに取り組むことは・・・
① 洗濯機を買う
② 台所で調理ができるようにする
③ 縄跳びをする

①について
これは、ずっと迷っていた。
洗濯は手洗いでがんばっているのだが、連日の雨で、乾くのが実に遅い。
早く乾燥させようと気合を入れて絞ると、ちょこちょこ「ブチッ!」とどこかの糸が切れる音が・・・
そして、なぜか毛玉が目立つ衣類が出てきた。
どうやら毛玉というのは、洗ったり絞ったりして擦れたときにできるようなのだ。(ってホントかな?)
衣類はこっちで買うと出費になると思い、日本から持参してきたお気に入りばかり。
長く使うつもりなので、下手に傷まれては困る。
ついでに、台所のシンクでギュウギュウ押し付けながら洗っているので、結構腰にくる。(過去にヘルニア歴あり)
最近、少々痛みが出そうな気配が。
洗濯機は、わが町デニヤーヤではほとんどお目にかからない。
田舎町デニヤーヤのメインストリートにあるほんの数軒の家電店には、一応ある。
新品のみの扱いで、2槽式でなんと23,000ルピー!1ルピーは約1円・・・
JICAからもらってる生活費は、こんなこともあろうかと、できるだけ切り詰めながらやってきた。
一応自分なりの日本での蓄えもあり、こっちでおろせるようにしてあるので、なんとか買える。
ただ、周りの目が気になる。
先生の月収でも18,000~20,000ルピー。
みんな持っていないのも無理はない。
こんな高い買い物して、町中から白い目で見られないか。
カウンターパート・スニルさんの奥さんに、ちょっと聞いてみたところ・・・
「家の中に置くんだから、みんなわからないよ」
う~ん・・・そのとおりなのだが、買った店とかから話は流れるだろうし・・・
ま、あんまり気にせず、自分のことを考えることに。

②について
カレー類がダメながらも、パンと果物メインにそれほど苦にせずやってきていたのだが、最近少々物足りなくなってきた。
今までは、お湯を電気ポットで沸かすしか手がなく、即席麺とスープのみ調理。って調理とは言わないか。
物を炒めたり、煮たりできるよう、ガスコンロか電気コンロの購入を考えることに。
日本でずっと使ってきたオーブントースターも捨てがたい。
パンだけを焼くのではなく、チーズや野菜と一緒に焼けば、グッとグレードが上がる。
自分の大好きなバタジャ(バターorマーガリンとイチゴジャムを混ぜて塗る)のパンも、トーストされれば、一段とおいしく仕上がる。
自分が作ったものをこっちの人に食べてもらえれば、日本人のおいしいと思う味覚を知ってもらえるというのも魅力だ。
知ってもらえれば、そんな料理を作ってもらえるようにもなるかも。なんてちゃっかりした考えもなくはない。

③について
食生活が豊かになれば、当然太ることが懸念される。
子どもと一緒にバレーをしているとは言っても、自分が日本で練習していたときほど身体は酷使していないのだ。
派遣前訓練では、毎日きちんとランニング・ストレッチしていい感じだった身体も、今はただ軽いだけで、いまいちキレがないというか・・・
ランニングしようと思っても、少々道が悪く、地雷(動物のフン)もいたるところにある。
幸いなことに、今いる家は庭があり、ついでに自分は一部屋(約6畳)をまったく使っていないので、どちらでもできる。
特に空き部屋では、天気・時間に関係なくできるのだ。
訓練中に買った縄もきちんと持ってきている。
水しか出ないシャワーも、一汗かいた後なら格段に快適。

というわけで、デニヤーヤにきて約4ヶ月。
スリランカ生活も残すところわずか1年8ヶ月。
このあたりで、少々生活をグレードアップしてみよう。
2008.11.18 再スタート
全国大会を終え、デニヤーヤに戻ったのだが、今までメインでやってきたU-16女子は月末に控えた試験のため、全員練習不参加。
実は、スリランカは日本以上に学歴社会なのだ。
幼稚園のころから、いくつかのレベルに応じて、何度も試験がある。
特に16,7歳ころは非常に重要な試験があり、それでその後の進路が決まってしまう。
進学先、就職先がかなり限定されてしまうのだ。

実は、スリランカの大学は学費無料なのだが、行ける人間はほとんどいない。
大学の数が少ないのだ。
ちなみに教員養成学校は大学ではなく、大学より少々格が落ちるらしい。
いろいろ専門学校的なものもあるのだが、そっちは当然お金が必要。
自分のいる学校の子は、親がレイバー(肉体労働者)という子が多く、日給300ルピー(1ルピー=約1円)だという。
それで家族が9人とかいる子もいるのだ。
ちなみに先生の月収で18,000~20,000ルピー。
これは、一般的に見ても決して高収入ではない。
カウンターパート(相棒)のスニルさんの話では、この学校からいい学校に進学する子は、金銭的理由で少ないと言う。
ただ、きちんと試験をパスすることが将来を切り拓く最低条件なので、みんな勉強はがんばっている。
授業中は本当に静かに話を聞いているし、学校以外にもかなりの割合で塾へ行っているのだ。
学校が休みになった8月や、土日の練習に全員がきちんとそろうことは珍しい。

というわけで、再スタートとはいっても、若い世代のみ。
つまり、県予選初戦で負けたU-14男女。
全国大会前に、少々疎かになってしまった子どもたち。
ゲームやスパイクばかりしたがるのだが、アンダーパス・オーバーパスといった基礎が非常に不安定。
そして、そこに問題があると思っていない。
「今のままのレシーブで、試合でスパイクが打てる?」と聞くと「できる」と即答。
んじゃ、やってみようということで、やってみると、できないのは明白。
「こういう試合をして、大会で負けたよね?」
「だから、まずはアンダーパスをたくさん練習する必要があるんだ」と言われた子どもたち。
「負けて悲しがってたことは忘れた?」
覚えている、とは言える。
ただ、だからレシーブの練習をしよう、という雰囲気にならない。
すっかり落ち込んでいる。
この辺をどう意識を変えさせることができるか。

アンダーパス(レシーブ)は、スパイク以上にバレーの醍醐味。
小さい子が大きな子の打った強烈なスパイクをレシーブできれば、スパイク以上におもしろいのだ。
そして、それこそが勝つために必要な手段なのだ。
それを教えていかねば。
その道のりは当然、険しい。
目標に向け、必要なことをコツコツ続ける。
近道はない。
ただ、それができなければ、また来年も負けるだけだ。
今一緒にスリランカに来ている同期隊員のブログに、すごくいい記事があったのでリンクします。
日本とスリランカ、過去にどんな関係があったのか。
自分も含めて、知っておきたいことです。
ちなみに、自分はこっちに来る直前に、日本のお坊さんから教えてもらいました。
知らなくて、すごく恥ずかしい気持ちになったことを覚えています。
日本人が知っておくべきこと
2008.11.08 孔子
派遣前の訓練を受ける前、国内で最後に読む本を物色しているときに選んだのがこれ。
井上靖の「孔子」
孔子 (新潮文庫)孔子 (新潮文庫)
(1995/11)
井上 靖

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自分が高校生のころだったか、ベストセラーになり話題になった。
自分は高校時代「倫理」という教科が好きで、お堅い哲学者の話なんか結構おもしろがって勉強していた。
国内最後なんだから、ちょっとまじめで硬いものでも読んどこうかな・・・
というわけで選んでみた。
当然、どんどん読めるかと思っていたのだが、終わってみると半年以上もかかっていた。
ただ、おもしろくないというわけではなく、考えさせられることが次から次へと出てくる本だった。

孔子といえば「論語」の「四十にして惑わず」とか言う言葉なんかが有名だが、その辺はホントに孔子が言ったものかどうかは定かではないらしい。
ただ、いろいろな言葉が、孔子の言葉として語り継がれていて、それは今の世の中でも十分考える価値のある言葉なのだ。
そんな孔子の言葉を、弟子や研究する人たちがいろいろ考えていく、という作業が物語として繰り広げられていく。
孔子の言葉は、「がんばってもうまくいくとは限らず、それを誰かのせいにしても始まらないから、しっかり受け入れる」とか、結構現実的。
「やさしさや真心が大事」なんて、宗教と言うよりは道徳みたいな感じで語られていく。

スリランカの宗教は仏教がメイン。
毎週日曜には、仏教を学ぶため子どもたちはお寺へ行く。
初めて話すスリランカ人が聞いてくる話題は、家族、宗教、給料だ。
誰かを助けるということに関しては非常に積極的だが、助けられる側が助けられて当たり前的なところが少々気になる。
まあ、助けない人に対して文句を言ったり、不満をあらわにしたりはしないから、問題はないのだが。
そしてたくさんいるお坊さん。
お坊さん(結婚せず、酒も飲まずなどなど)ということで尊敬されているが、普通にゴミをポイ捨てしたりもしている。

町や家には「仏のご加護を」的な言葉があちこちにあふれ、皆仏像を拝むことで心のよりどころとしている。
孔子は仏陀とは違い、普通の人。
ただ、神仏は敬うが、それほどすがったりはしないと言う。
世界にはいろいろな思想があり、皆その中で幸せに生きることを願っている。
日本では物が豊かで、何の不自由もなく生活できる。
あんなに便利な国はない。(と今のところ思う)

一人一人が幸せを実感できているかどうか、となると、日本人はどのくらい幸せを実感しながら生きているんだろう・・・
「スリランカはどう?」と聞いてくるスリランカ人は、いつもどこか自信にあふれている。
スリランカでは仕事もなく、真昼間から道端でボーっと外を眺めてるオヤジさんが、すごくたくさんいる。
そんな人の家には洗濯機、車がなく、靴を履いていない人も多い。
でも、そんな人同士の会話はすごく盛り上がっていて、楽しそうだ。

日本で、平日の真昼間から道端でのんびり会話して笑っている大人たちって、いたかな?
2008.11.02 全国大会終了
今回の大会は「DSI」というスリランカでNo1のシューズメーカーが冠スポンサー。
会場は前回の全国大会とは打って変わり、きれいな横断幕に囲まれている。
そしてベンチには前全国大会にはなかったイスが。
屋外とはいえ、ちょっと試合っぽい雰囲気が。

U-18は州予選2位ということで、1回戦から。
1回戦は危なげなく勝利。
U-16は州予選1位ということで、2回戦からの登場。
残念なことに、2チームの試合が同時進行になってしまい、自分はメインのU-16に。
U-18の方は、さすがに1歳上の子もいるチームが相手とあって、あっさり負けてしまった。
前回の全国大会から、練習はほんの数回と言うことを考えれば、よくやった。
ただ、自分たちが普通にできずに負けたと話し、少々申し訳なさそうにしている。
相手が強かろうが弱かろうが、自分たちがどう戦うべきか、分かっているのだ。
前回の1回戦負けは、貴重な経験になったことを裏付ける結果と言えよう。

そして、肝心のU-16。
セッター・ピユミが全く練習のようにできず、ボールを追えない。
そしてアンダーパスでトス。
アタックにつながらない、というか、誰に上げているのかすらよくわからない。
そんな中でも、全く嫌な顔ひとつ見せずに黙々とボールを返すエース・ニランティカ。
修正の効かないまま、相手が弱かったこともあって勝利。
そして、次の対戦相手を偵察。
2チームのうち勝った方ということだったのだが、どちらもミスがなく、サイドアタッカーがコツコツと打ってつないでくる好チーム。
「どっちもうまい」
それが全員で見て、まず感じたこと。
そして、片方のチームにはユース代表でニランティカと一緒にプレーした選手が二人。
みんな炎天下の中、食い入るように試合を観察。
明らかに手強い。
全く勝負の行方の分からないシーソーゲームで、フルセット。
その結果、ユースのメンバーがいるチームが勝利。
特徴としては、ブロックをしない、ということ。
基本的にスリランカの女子だと、きちんと強打できる選手が少ないというレベルなので、これは非常に効果的な戦術。
フットワークがほとんど使えない子が多いので、レシーブは人数を費やして、一人一人の守備範囲を狭くしていく方が手っ取り早いのだ。
そして、大きくつないで、サイドから攻める。
繰り返していけば、思い切った強打も打つチャンスが増えることになり、結構安定した力を発揮して勝つことができるのだ。
これは、うちの唯一にして最大の切り札、ニランティカの強打がどれだけ出せるかが勝敗を分ける。
守備的にはほぼ互角。
ニランティカは、打ってよし、止めてよし、守ってよし、と非常にバランスのいい選手なので、ブロックでの得点も期待できる。
となると、セッターがどれだけいいトスを供給できるか。
今か今かと、試合を心待ちに、空いたコートで黙々とアップ。
みな気合十分。
アップも十分、いつでも来い、といった矢先、スニルさんを呼び出す放送が。
悪い予感がしたのだが、予想通り、試合は翌日へ繰越。
仕切り直しとなった。

翌日、きちんと早めに会場入り。
この辺は、スニルさんがきちんとしている、と言うこともあるが、子どもの意識もしっかりしてきていて、行動もきちんとしている。
それに引き換え、相手チームの来ないこと、来ないこと。
イライラを通り越して、あきれてしまった。
ただ、子どもたちは慣れたもので、特に動じることなく気合十分。
満を持して試合開始。
序盤からリードを許し、その後も相手のクロスへの強打に手を焼き、第1セットを献上。
ただ、セッター・ピユミは相変わらずだったが、終盤きれいなオーバーバスでのトスを見せ、まだまだ行けそうな気配。
そして第2セット。
クロスを守る守備の要、リベロ・チャンディマと、ニローシャ、若いマヘーシャに位置の修正を指示。
これが効果絶大。
ラリーがかなり続くようになった。
そしてマヘーシャ、サンダマッリ、タクシッラの好サーブもあり、なんとか第2セット奪取。
ただ、スコアは僅差で、全く予断を許さない展開。
フルセットだから、キャプテンを務めるニランティカに、コイントスに行くよう指示しても、なぜか行かない。
ん?なんだ?
少々オロオロしていたら、準々決勝からは5セットマッチとのこと。
なんだよ・・・聞いてないよ・・・
ただ、それは自分だけだった。
きちんと確認しとくんだったと、深く反省しつつ、気を取り直して第3セット。
競ってくれば競ってくるほど、ピユミの「チキン・ハート」が出てきて、一向にトスが不安定。
ただ、この日はニランティカの対角に入ったサンダマッリにばかりピユミが上げていたことが幸いし、サンダマッリの攻撃が当たり始めてきた。
終始5~4点リードされる苦しい展開の中、終盤、マヘーシャの好サーブで追い上げ、相手のセットポイントをしのぎながら、こっちは23点まで追い上げた。
セットは落としてしまったが、まだまだ気持ちは切れていない。
特に相手の強打に対して、結構食らいついているところが期待できる。
後がない第4セット。
序盤で痛いサーブミスが続きリードを許す、非常にまずい展開。
熱くなったスニルさん、サーブミスをしたマヘーシャと、同い年のクスンを交替しようと言う。
なんやかんやうるさい外野もいて、同調してきた。
ただ、この日、クロスの強打をつないでいるのは、チャンディマとマヘーシャ。
クスンもレシーブは悪くないが、クスンのサーブはただのアンダーサーブで、俗に言う「安全サーブ」
それに比べれば、マヘーシャのサーブは、この日好調で、結構得点を稼いでいる。
相変わらずの「ダメだったから替える」が気に入らず、またしても拒否。
すると、サーブミス直後に、相手強打をマヘーシャが好レシーブ。
しめた、と思いきや、ピユミの足が止まってしまい、ボールを追えず、失点。
このあたりから、ズルズルと点差が開き始めた。
サンダマッリの攻撃もつなげられてしまい、ニランティカにもトスが回らない。
なんとか終盤連続得点もあったのだが、時すでに遅し。
20点止まりで試合終了。

悔しいのは山々なのだが、新たに取り組んだ3-3のレシーブフォーメーションはかなり効果的に働いたし、レシーブ面では決して負けていない。
サーブも、ミスがあるとはいえ、得点力もある。
となると、つなぎの要である、セッター。
オーバーパスの能力を買ってピユミに移行したのだが、持ち前の気持ちの弱さから、それが生かせない。
初めて2ヶ月程度だから、そこを責めることはできない。
守備・つなぎの精度を上げ、ピユミのトスアップの機会を増やしていくこと。
単純にピユミのセッターとしての技術をアップすること。
攻撃できる選手を増やし、デニヤーヤでも、いいゲーム形式の練習ができるようにすること。
まだまだチームが成長する要素はたくさんある。
1歳年上なこともあってか、嫌な顔ひとつ見せず、ピユミのトス(とはいいがたいが)を黙々と返してきたエース・ニランティカが、最後に自分にはっきりと言ってきた。
「ネットに近いトスが来ないので、すごく残念」
最後の最後に1度だけ、その言葉を漏らしてきた。
ニランティカには、経験が浅く気持ちも弱いピユミを、励ましながら育てていくよう、言ってきた。
そして、その度、きちんと理解を示して、実行してきたニランティカ。
その一言は、今後になにを期待しているか、如実に表している。

今回の経験を、またこれからの練習に生かす。
そして、来年の大会でこの悔しさを晴らすしかない。
ただ、そのとき自分が一緒にいるかどうかは分からない。
自分がここにいるとされている期間は最長1年間。
その後の1年間のことは、自分の配属先である連盟側が再度考えて決定することになっている。
自分がいなくなっても、全国一を目指せる、それが達成できるチームを作らなくては。

大会が終わったので、少々練習できずにいたU-12の男女、U-14の男女も練習しなくては。
U-14女子は、県予選1回戦で負けたとはいえ、今後への期待感は非常に大きい。
身体能力も去ることながら、まじめで賢い子が多いというところもおもしろい。
U-12男女は未知数。
ただ、すべて自分のやり方で、最初から教えていくチーム。
こんなに楽しみなことはない。
そして、なによりも、こんな自分を頼りにして「練習しよう!」と言ってくれている子どもたちが、大勢いるのだ。
またデニヤーヤに戻って、バレー漬けの生活にどっぷり浸ろう。
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