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2008.08.31 甘くない
自分がスリランカでバレーを教えるに当たり、心の準備をしてきたことが少々ある。
「時間に厳しくしない」
「練習を強要しない」
「予想外のことにあわてない」
といったところ。

いろんな人の話を聞いて、「時間や約束にルーズ」ということは共通していた。
あきらめるわけではないが、それはじっくり様子を見てから取り組もうと思っていた。
勤勉さやまじめさの基準というのは、国によって極端に異なっているのだ。
今までに訪れたほんのわずかな外国で、いいだけ思い知らされてきた。
初めて訪れる国ならなおさら、自分の国の常識を持ち込むことで、ストレスは大きいだろう。
ストレスを感じる基準を、自分なりにコントロールすることで、前向きな気持ちを持続できるような気がしていたのだ。

一応、事前の心の準備が功を奏してか、毎日前向きに取り組むことができている。
練習を休む子、遅れてくる子、なかなかはじめない子、いろいろいる。
前日まで日程のはっきりしない大会があったりもする。
確認はあまり意味がない。
今そこにある現実をどう受け入れるかが、何よりも大事なのだ。
ただし、その中で、バレーに関しては自分なりにプランを考え、大会へ向けて調整してきたつもりだった。

ポジションごとの役割に応じて、移動すること・・・
「レフトのアタッカーはいつもレフト側に行く。ライトなら反対」
「セッター・セッターの対角の人はセンター」
かなりの時間をかけ、練習ではなんとかなるようになっていた。

先週月曜日、突然「来週月曜に大会あるみたい」と子どもが情報を仕入れてきたので、カウンターパート(相棒)のスニルさんに確認してもらった。
「来週火曜日にあるそうだ。月曜は男子だって」
ふむ・・・それはポジションの移動がちゃんとできるか、確認するには絶好の機会になる。
マイナーな大会なので、初試合で負けたような歯が立たないチームはこないというが、それはそれで好都合。
家庭の事情で、しばらく練習に来れなかったセッターも来るという。
ポジションの移動に手ごたえを感じていた自分も子どもたちも、非常に楽しみにしていた。

土曜になって、子どもたちが「やっぱり月曜みたいだよ」と言い出した。
一応、スニルさんに再度確認をお願いする。
先方からの連絡待ちということになり、土曜は解散。
日曜の練習終了時にも先方と連絡がつかず、「今日(日曜)夜連絡来るだろうから、連絡するよ」
スニルさんはきちんとした人なので、自分と一緒にスリランカ人のルーズさにいつも苦笑いしている。
結局、日曜夜に月曜に試合があることが確定。

翌朝、集合すると子どもの間で情報がうまく伝わっておらず、試合用の靴を持ってきていない子がたくさん。
携帯なんか持ってないから、連絡がうまくいくとは思ってなかったから、気にしないことに。
多少ドタバタしたが、なにはともあれ、試合に行けるのだ。

会場に着いてみると、参加チームは3チーム。
自分たちが2チーム出るので、あとは1チーム。
少々みんなガッカリだったが、まあ、審判のジャッジのもと、フォーメーションの確認はできるので、自分的にはよしとすることに。

どういう組み合わせをしたのか分からないが、1試合目でいきなり自分たち同士で対戦することに。
リーグ戦にできないか?と頼むと「時間ないから・・・」
1試合増えたらどれだけ遅くなるんだよ・・・

なにはともあれ、試合開始。
主力の方はなんとかうまくやるだろうと思っていたのだが、期待は大きく裏切られた。
まったく練習どおりにできないのだ。
1周目からいきなりフォーメーション崩壊・・・
ポジション間違ってるのに、審判は全然気づかないで試合続行。
おかげで、いつの間にか変な場所にいて、いつの間にか元に戻ったりしていた。
とても試合と呼べる代物ではなかった。
そんなに甘くはなかったのだ。

主力が勝つ形で終わったが、まったくうまくできないことで、選手は意気消沈。
当然自分も、心の中ではショックに打ちのめされていた。
「あんなに練習したのにどうした?」
子どもたちは無言でうつむいている。
勝ってもまったく喜んでいない子どもたち。
ん?ちょっと待てよ?
ふがいない戦いぶりで負けたのに、2位だったことをよろこんではしゃいでいた初試合に比べれば、ひょっとしたらこれは格段の進歩なんじゃないか?
ここはなんとかそういう手ごたえを感じさせてやらねば。
「毎回きちんと自分がチェックしないとダメかな?」
やさしく聞いてみたら・・・
「まだ覚え切れてないみたいだから、毎回チェックしながらやってほしい」
と切実に訴えてきた。
なるほど。
フォーメーションの必要性に気づいたのか、試合のために練習したことができないという問題に気づいたのか、どっちでもいいが、とにかくふがいなく感じていて、やる気はある。

2試合目の相手は、全員スカート着用。
1回でガンガン返してきた。
スパイク打つ気なし、というか不可能。
これはかえって好都合だった。
逐一大声で指示しながらだったが、今度は多少はうまく回ることができるようになっていた。

圧勝で終わったがと、子どもたちは自分たちのできなさにかなりショックを受けていた。
でも、自分としては、子どもたちは自分たちのやりたいことは理解していたわけだし、ほんの少しだが、経験を積んで前へ進んだ気もする。
1試合目で負けた子たちも、応援したり、指示したり、いろいろ手伝っていた。
プラスの要素はたくさんあるのだ。
このまま暗い雰囲気で終わる必要はない。
最後のミーティングを前に、いたたまれなくなって「早く一緒に食事に行こう」とやさしく言ってくれたスニルさんをさえぎり、一人一人、良かったこと、がんばったことを自分が名指しで褒め、全員で拍手。
一人、また一人と褒めるにつれ、少しずつ笑顔も見られ始め、最後には明るく「また明日からがんばろう!フォーメーション、きちんと覚えるぞ!」と終わることができた。

食事を終え、バス停へ向かって歩いているとき、スニルさんに聞いてみた。
「変なシンハラ語で、ずっと大声で指示し続ける自分がいて、みんな恥ずかしかったんじゃないか?自分の話し方を真似して、冷やかしている奴らもいたし・・・」
スニルさんは自分を見つめ、ゆっくり言った。
「ああしてくれるあなたがいて、わたしたちは幸せだ」

まだまだ時間はかかりそうだし、このままでは「ALL ISLAND TOURNAMENT」で早々に敗退しかねない。
でも、文化や常識で壁にぶつかっているわけではないのだ。
チームは少し前に進んだ。
そのスピードにストレスを感じている場合ではない。
残された時間、どれだけ前へ進めるか。
結果は後からついてくる。
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2008.08.31 住居問題発生
今いる家が、シャワーとトイレの増築だけにとどまらず、屋根なんかも改修する(アスベスト使うらしい)ということになり、現地人的には住みにくい(自分的には住めない)間、一時引越しの必要が。
そのため、先日、新居のチェックにJICA調整員他2名が来訪。
候補は2件あったのだが、チェックも大きな問題なく済み、すんなり新居が確定した。

そこまでは良かった。
はじめに工事が始まると聞いた日から、すでに1週間。
工事は一向に始まらず、いつから引っ越すのか、わからない。
ま、今いるところは、結構快適で、同居人ピーリス(♂50歳)も親切、お手伝いのおじさんのチャンダパーラが洗濯(有料・激安)してくれるくらいなんで、引越しはしたくないから、いいんだけど・・・。

スリランカ人は、毎食のように食事を振舞ってくれたり、食べ終わっても「もっと食べな!」としつこい(断るのに一苦労)という、過剰に親切な国民性。
ちなみにスポーツをするときは、その国民性がすべて失われる。
改築のため引っ越すという話が、周囲の関係者や近所の人全員に知れ渡ると「部屋がなくて困っている」と解釈して、「自分の家にこい」とうるさい。
いや、うるさすぎです。
その都度、「JICAオフィスのチェックが必要だ」「チェックも終わり、確定済みだ」「工事が終われば最初の家に戻る」など、説明するのに一苦労。
究極なのは、今の同居人とお手伝いさん。
「なんとかなるからいろ」
いや・・・アスベストやばいし。
その後、話して分かったのだが、アスベストが有害だと知らなかったのだ。

まあ、新居のあてがあったのも、国民性からくる過剰な親切さによって、事前に情報があったからすんなり決まったのだから、文句は言えない。
なついてくれている猫と犬と離れるのもさみしいが、新居には洋式トイレと冷蔵庫という魅力も・・・
悪条件は、少々新居が遠い(バスがない)ということくらい。
気長に待つとしよう。
知的好奇心や驚きは、簡単に国境を越える。
ちょっと前に書いた。

ただ、自分はネタが多いわけではないので、そんなに毎回毎回おもしろおかしく話すことはできない。
ところが、そう思うとおもしろおかしく話したくなってくるから、不思議なものだ。
ま、要はウケたいだけなのだが、必要以上に頭をフル回転させ、いくつかおもしろがってもらうことができた。
その中で、ウケのよかったものをいくつか紹介しよう。

ひとつは「この音、誰の音?」というゲーム。
出題者は、手をたたいて、「これはAさんの音」「これはBさんの音」(何人でもかまわない)とみんなに知らせる。
最後に「それじゃあ、これは誰の音だ?」と質問する。
答えは一定の約束の下で決まる。
「これは誰の音だ?」の言葉の次に言葉を発した人の音なのだ。
だから、音はどんな音でもかまわない。
経験上、ほとんどの人がすぐには分からない。
そこで、「ちゃんと聞いていれば、小さな子どもでも分かるよ」みたいに、あおっていく。
いろんな音を使ったり、人数を減らしたり。
しつこく「ちゃんと聞けば分かるってば」とあおりまくり、程よいところで種明かし。
法則さえ知っていれば、誰でも出題可。
「分かった!」という人には出題してもらえば、本当に分かったのか一目瞭然。
当然シンハラ語でやった。
音は何でもいいわけだから、出題は至って簡単。
出題する側も結構楽しめ、分かった人が出てくれば、ますます楽しめる。

もうひとつは「平成教育委員会」(だった気がする)でやってたクイズ。
「世界中の国から人が集まって会議が開かれました。ところが、その会場で突然停電!「ライトつけろ!」と最初に言った人はどこの国の人?」
この問題、自分は姪っ子2人と見ていて、自信満々に「停電か。「う・・・暗いな・・・」って言うから、ウクライナの人」と答えた。
姪っ子は2人とも(なかなかやるな・・・)的なまなざしを向けてくれ、自分は得意満面に答えを待った。
答えは、というと・・・



まったくの大間違い。
自信はもろくも崩れ去った。

「ライトつけろ!」(この言葉はなんでもいい「停電だ!」とか「なんだ?なんだ?」とか)
というのは、日本語。
だから、日本人。これが正解。

世界中の国で、停電の時に使う言葉が現地語で話せれば、どこでも使えるクイズだね。

折り紙の、羽の動く鶴は、想像通り、大好評。
ネットで調べたら、海外でも結構有名なものらしい。

あやとりも、女の子を中心に結構好評。
きちんと覚えておくんだった・・・

スリランカ(田舎町デニヤーヤ)の特徴として、子どもの遊びがほとんどないようで(あくまで自分の子どものころと比べてだが)うまとびやでんぐり返しに、かなり食いついてくる。
ちょっとできるようになるのに時間がかかるのは、幼いころの経験不足だと思う。
近所のいつもパンを買ってお茶しながら話している店のお母さんは、そういう自分の話を「そのとおりだ」と聞いてくれていた。

遊びの中で、頭をやわらかくできたり、身体にいいことができるなら、子どもにはいいこと。
ちなみに自分は「十字架ドン」(自分の地元のみの呼び方)が好きだったのだが、それがマンガ「こち亀」の中で「田んぼ」という遊びとして紹介されていて、驚いたことがあった。
「大根抜き」なんかも、知っている人は知っている。(かなりマイナーだがおもしろい)
日本という国は、いろいろ工夫された遊びがたくさんある国みたいだ。
ある朝、グランドに行くと見慣れない男(大人)が数人。
「どうしたの?」と聞くと、
「クリケットの試合があるんだ」
ほほぅ・・・
確かに、いつも隣で男の子たちがクリケットをやっている。
学校のグランドなので、バレーのチーム優先。
バレーが終わると、バレーコートも使って(使うと非常に都合がいいらしい)やっている。
ただ、この日来ていたのは大人。
しかも、4試合やるといい、まだまだ来るという。
ちなみにクリケットは1チーム11人。
子どもたちは、相手が大人とあって、何も言えない。
こっそり子どもに聞くと、こんなことは初めてだと言う。

こっちは大会を2週間後に控え、少しでも多くゲームがしたいので、コートは全部使う必要がある。
実は、ローテーションしながら、ボールが動き始めたら自分のポジションに動くということを、今までやっていなかったので、非常に苦労しているのだ。
今まではいる場所で、そのまま待機。ポジションごとの役割、という概念がなかったのだ。
セッターというのも、半分名前だけ。
気分次第で誰かが勝手にサーブレシーブ、誰かがトス、打ちたい人みんなで打ちにいく。
ボールは1個なので、激突も当たり前。
最近ようやくそのあたりに手を入れ始めていて、そのむずかしさを痛感していた。
自分以上に、子どもたちが。
いきなり現れた奴らにコートは譲れない。
子どもたちの顔にもそう書いてある。
だが、この日は圧倒的大人数の大人が相手とあって、言える雰囲気ではなかった。

こういうところで、きちんと大人(自分)が対応しなければ。
「自分たちも練習する必要がある。ただ、せっかくの試合なのだから、使ってもいいよ。何時までかかる?」
と至ってフレンドリーに対応。
ただし、あくまでも自分たちのグランドであるので、「貸してやる」というスタンスで交渉。
子どもには「自分たちはいつもここを使っている。自分たちのグランドだから当然。でも、同じスポーツをするもの同士、親切にしてあげれば、今度は向こうが親切にしてくれる」と教えた。
世の中、そんなに甘いものではないのだが、いきなり子どもにそんなことを教えたくはない。
それは、教わるのではなく、それぞれが現実社会の中で、少しずつ知っていくべきことだとも思う。
練習でも、「親切にする」「他の人を手伝う」「手伝ってくれた人には感謝して、手伝ってあげる」ということを常々言ってきた。
今のチームを見始めてすぐに気がついたことなのだが、そういう概念が皆無だったのだ。
そこはなんとかしたかった。

自分たちは、午前はハーフコートで我慢して、いつもより早めに昼食。
午後のウォーミングアップとトレーニングは、いつもより早め(12時半)に来て、離れたところでやる。
だから、クリケットは1時で終了、1時からコート開放、ということで交渉成立。
まあ、丸く収まる形となり、昼食へ。

昼食時、カウンターパート(相棒)のスニルさん(最近家を新築中のため、練習にはなかなかこれない)にことの成り行きを報告。
すると、「貸してやる必要はまったくない」ときっぱり言い切った。
ん?そうなの?
「学校のグランドだから、正式な試合をするなら、学校の許可が必要。クリケットの試合をやると言って、多少お金が動くこともある」
ん?賭けるってことか?
よくよく聞くと、仕切っている人が仕切り役として少々懐に入れているようで、賭けてる訳ではなさそう。
警察も警戒しているらしい。
まあ、影で笑っている奴がいるってことだ。

そんな奴なら、何も知らない日本人が練習を仕切っていると知って、いきなり大勢で押しかければ1回はなんとかなると考えていてもおかしくはない。
うまく使えるようになった、となっては、またノコノコやってきて、下手に出たこっちの足元をすくいかねない。
毅然とした態度で対応しなくては。
ということで、午後1番で、はっきりと説明。
仕切り役らしきおじさんは「どうもありがとう!」と繰り返し、笑顔で握手して帰っていった。
もう来そうにはないが、悪い奴ってのは、どこにでもいるようである。
ただ、そういう人ばかりだとは、子どもには思ってもらいたくないものである。
2008.08.20 アニメソング
ちょっと前に「エースをねらえ!」のことを書いた。
ちなみに、アニメ「エースをねらえ!」の主題歌は非常に印象深いものだ。
自分は「アタックNo1」よりも好きだ。
「最初の1曲」にしようかとも考えたくらい。

日本が世界に誇る文化「マンガ」「アニメ」
自分は、どっぷりその世界にはまって生きてきた。
今回は自分の好きなアニメソングについて、勝手に並べてみたい。
どれもお気に入りなので、とても順位などはつけられない。

エースをねらえ!「エースをねらえ!」
「コートでは 誰でも一人 一人きり」ひろみの苦悩と、それを乗り越えるエネルギーが伝わってくるよう。
「新・エースをねらえ!」の主題歌「青春にかけろ!」も最高なんだけど、動画が見つからない・・・

サイボーグ009「誰がために」
サイボーグ戦士たちの、悲しい宿命が伝わってくるかのよう。
このオープニング映像は、アニメ史上最高と言われるくらいのものらしいです。
自分が生まれる以前から描かれた作品だけど、いろんな雑誌での連載を経て、作者が完結編を完成させることなくして亡くなったことは有名。(だと思う)

ベルサイユのばら「薔薇は美しく散る」
30歳近くなってから初めて全部見ました。
「薔薇は 薔薇は」のあたりが最高です。エンディングもよかったなぁ・・・
アンドレが死んじゃうあたり、胸がつまった・・・

北斗の拳2「TOUGH BOY」
「You are shock!」で始まるクリスタルキングのやつではありません。
こっちのほうが断然いいです。
TOM-CATが歌ってます。
「ふられ気分でRock'n Roll」で有名ですね。

海のトリトン「Go Go トリトン」
「水平線の終わりには、あああ・・・」すごくロマンを感じる。
新聞で連載されていた原作は、なんと自分が生まれる前の作品。
そんなころから地球の環境問題への警鐘を鳴らしていた。
手塚治虫おそるべし。
しかも「治虫」は、「おさむ」で変換したら下のほうにちゃんと出てきます。

星闘士星矢のペガサス幻想(ファンタジー)
母をたずねて三千里のオープニング
エヴァンゲリオンの「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」
などなど、挙げればきりがないのでこのへんで。
2008.08.18 いろいろ作る
こっちのコートは屋外。
グランドと呼ばれているが、バレーコート1面は土、もう1面は多少草が伸びて荒れ気味。
そのほかは広大な野原。

先日、幼稚園の運動会があり、スニルさんの下の子♀チャトゥミも出るというので見に行った。
グランドが全面使われるので、バレーは初のお休み。
スニルさんが「必ずおいで」としつこかったのが気になったが、さらっと様子見て帰ればいいと思っていた。
ところが、である。
行ってみると、校長先生であるシスターからお呼びが。
見事にVIP待遇。
おかげさまで最後まで帰れず、昼下がりまで見学・・・
表彰式のプレゼンテーターまでやることに・・・
ちなみにスリランカでは賞状類はチームの全員に手渡すので、表彰式はかなり長時間になる。
せっかくの休日が・・・

ただ、いろいろ参考になることも。
運動会には生徒が待ったり応援したりする場所が必要。
ところが、こっちにはテントはない。
そこで、なんと、野生の竹と、椰子の葉を使って小屋を作ってしまうのだ。
これがまたいい感じなのだ。
前日に作って、当日壊して捨てるという。
おいおい、もったいないよ。
「バレーコートの横に移してもらえると、雨が降ったときとか、助かるんだけど・・・」
ダメもとで言ってみたら、スニルさん、
「そんなの簡単さ!」
ん?なんで今まで考え付かなかったんだ?
まあ、よしとしとこう。

翌日には、程よい場所に骨組みが移動されていて、いつもバレーを教えてもらいたそうにしている男子生徒たちが、その後椰子の葉を編んだものを屋根に載せて完成。
ちょこっとバレーを教えてあげると、ギラギラした目で食いついてきた。
女子に比べ、レベルはかなり落ちる。
全員同い年(14歳)というが、140cmなさそうな子もいる。
いつも女子がコートを占領してるが、使っていないときにひっそりと練習しているのは知っていた。
ちょっと上から目線で偉そうだとは思ったが、どの程度やる気があるのか、見てみようと思い、見て見ぬ振りをしてきた。
今回もきちんとお礼は伝え、「女子だけでも3チーム分はいるから・・・」と素っ気無い言葉を残す。
ただし、「男なら、教わるんじゃなく、盗め」とも。

すると、今まではひっそりと空き時間に練習していたのが、まめに女子の練習のフォローをしてくれるようになった。

いつもコート後方の用水路にボールが落ちるのだが、用水路前に柵を作ったり、用水路に蓋を作ったりはしていない。
その都度、練習が滞るのに・・・
そこで、スニルさんに「柵か蓋作れないの?」とダメもとで言ってみた。
「そんなの簡単さ!男子生徒に言って作らせるよ!」
翌日にはあたりの木を切って、きれいな網状の蓋が出来ていた。

女子のメンバーに「なんで男子はあんなに手伝ってくれるの?」と聞いたところ・・・
「男子はいい奴なんだ!」
用水路と別に、ちょっと柵が必要になったので、ある日朝早めに来て自分で作ってみた。
それを見た男子は、翌日にはわざわざ手伝いに来てくれた。
そして、自分ひとりで作った柵の5倍くらいの大きさの見事な柵を作ってくれた。

全員少々地味でおとなしい。
「俺たちにもコート使う時間をくれ!」なんて言えない雰囲気。
ただ、まじめで熱心だ。
スニルさんやヘリにそのことを話すと、
「女子の方が優先だから・・・」
「かわいそうなんだけど、女子だけでも大変でしょ?」的な雰囲気。

聞けば、県内で5番手。(女子は県内で勝つのは当たり前)
かなり弱いが、強くなりたいという。
本当にギラギラした目が印象的だ。
今まで自分が言ったことも、きちんと覚えていてくれた。
女子のフォローをしながら、結構大事なことを覚えている。
こういう子たちを手伝わないでどうする。

というわけで、男子もみるように。
今までずっと、女子のチームを見てきたので、ちょっと新たな楽しみができた。
ただし、女子と男子では正直なところ、やり方・考え方が違うと思う。
そこで自分の技量も問われてくる。
こんなに必要とされるなんて、願ってもないこと。
がんばらなくては。

子どもにばかり、いろいろ作らせるのもなんだな・・・と思い、自分はボールを入れる網(KTCで覚えた麻ひもバッグの特大版)を作成。
少々ひもが足りず、1,2個入らないサイズなのが玉にキズだが・・・
(スニルさんが少々ボールをストックしていたので、現在7個で練習中)
2008.08.13 最初の1曲
デニヤーヤにきてから、いろんな人と会ったり、いろんな家に行ったり、バレーの試合で子供と一緒に移動したりした時・・・
「日本の歌を歌ってくれ」
と言われることが、ちょくちょくあった。
でも、まだ1回も歌っていない。
配属先であるセント・マシュー・カレッジの音楽の先生は、童謡「春がきた」を知っていたが、ちょっと微妙な感じだったので、それは簡単に教えてあげた。
それだけ。

以前読んだブログの中で、スリランカでスリーウィルに乗った時、運転手から「日本の歌を歌ってくれ」と言われ・・・
シャ乱Qの「ズルい女」を熱唱したという人がいた。
なんと大ウケで、「金は要らない」と言われた・・・
なんてのがあったので、自分もそんなおもしろいエピソードにしたいと思い、最初の1曲の選曲は慎重に行くことにしているのだ。

今まで、初対面の人に歌(要はカラオケ)を披露するときの1曲目はというと・・・

East-h.sでは、久保田利伸「You were mine」(大失敗)
HUEでは、TOKIOの「LOVE YOU ONLY」(可もなく不可もなく)
WHITE.Mt、Y田クラブでは、シブがき隊「スシ食いネェ!」(ドン引きながら皆の記憶に残る)
R-Machineでは、Xの「WEEK END」(さらっと流される)
ランカチームでは、Xの「RUSTY NAIL」(超ノリノリ。だが自分と♂1名の二人きりで行った)
昔の職場、KY会では、松浦亜弥「桃色片思い」(チョビウケ)
C-calen、KTC10では、松浦亜弥「YEAH!めっちゃHolyday!」(ややウケ)
だったかな・・・
我ながらひどい選曲である。

ただ、自分という人間を表現する場である「歌」において、自分の怪しげなキャラが出ていて、表現としてはそんなに悪くないような気もする。
かなり自分に都合のいい、めちゃめちゃ強引で無理のある解釈だが・・・

チームの子供たちは、日本の言葉を覚えたがっているので・・・
チームで歌って盛り上がれる(簡単)
意味を知ったときにも盛り上がれる(俗にいういい歌)
自分以外の日本人が聞いたときにすぐに分かる(これ大事)
をポイントに考えている。
今の候補はというと・・・
ウルフルズ「ガッツだぜ!」
全部じゃなくサビだけね。
それなら、歌うとき楽だし覚えやすい。
しかも、無理矢理シンハラ語に訳して歌えるかも。
大事MANブラザーズバンド「それが大事」
槙原敬之「どんなときも。」
あたりも悪くない。
でも、ちょっと普通っぽくて、おもしろみに欠けるような気もする。

大人相手だと、ちょっとどんなのがいいのか、アイディアが浮かばない。
スリランカのラジオから聞こえる歌は、言葉こそ分からないが曲調は日本のようにさまざまな感じのものがあり、許容範囲は広そうだ。
ただ、Xのようなハードなもの、「スシ食いネェ!」や松浦亜弥のようなコミカルな感じのものは、ほとんど聞いていない気がする。
一か八か「学園天国」なんかをノリノリで歌って、合いの手強要してみたい気もするけど、ちょっと無理があるか・・・

じっくり検討しなくては。
2008.08.11 チーム紹介
このブログはバレーボールをテーマにしたブログなのに、関係ない話満載。
だが、そのへんはへなちょこ故に、あまり気にしていない。
といいつつも、今回はチームの紹介。
12歳から16歳までの女子がメイン。
総勢で30人弱。
12歳以下と13歳以上に分けて練習している。
12歳以下の子達は、まだチームに入って1年程度。
大きな5号球(日本の高校・一般と同じ)に押されながらも、楽しんでいる。
小さくて軽いボールがあることは知らないようだ。(実際見当たらない)
レベルとしては、小学校の地方大会レベルの下のほう。
3回で返せることは少ない。
13歳以上の子たちは、それぞれに今までこのチーム内での経験があるので、多少はレベルが上がる。
とは言っても、プレーは行き当たりばったり。
3回でアタックして返すことができる、といった程度。
全体に共通していることなのだが、アタック大好き。
ネット際にきたら、何本目だろうとすかさずアタック!
アタックをアタックで返すことなんか当たり前。
12歳以下の子たちの様子を見れば、そうなるのもうなずける。
「とにかくやってみる」的な雰囲気が定着している。
Y田クラブでの経験から、そういうやり方にもしっかりメリットがあることは知っているので、そこは大事にしている。
その上で、「外国からやってきたバレーの先生がきちんとした方法を教えてくれる」という自分のイメージも大切に、少しずつそれっぽく見えるように、練習を工夫しているところ。

ただし、この国の女の子は日常生活では、ほとんど運動する機会がないらしい。
体育は制服のまま、スカートでバレーしている。
公園みたいなものもなく、空き地があれば男の子がクリケットしている。
その結果、「体力がない」
走力、腕力、ボールの扱いと、少々難アリ。
そこで今自分がやらせていることは、ひたすら「体力づくり」
M小のころにやったこと、そのほか自分の知る限り効率の良いトレーニングをみっちり。
幸いそれぞれの練習は3時間程度は確保されているので、時間だけはたっぷりある。
練習の最初と最後は、全員で掛け声を掛けながらのランニング。
きちんと足を揃えて、綺麗に並んで、きちんと大きな声を出しながら。
日本に比べて2~3歳は幼い雰囲気の子たちなので、そんなこともおもしろがってやってくれる。
それに乗じてコート10週をノルマにしているので、こどもにとっては少々ハード。
その後は全員で輪になって掛け声を掛けながら体操。
あまり細かいことは説明・理解できないという双方の事情があるので、いたってシンプルなストレッチと屈伸など。
その後は、とにかくトレーニング。
全員でうま跳び、2人でうま跳び股くぐり、手押し車(できる子は片足は持たない)、腹筋(上体起こし・足上げ)、踏み台昇降。
仰向けになり、腰を地面につけずに手足で歩く(前後左右)。
跳躍各種(地面に丸まっている相手を左右に連続で飛び越える)(足を開閉する相手(足は地面から浮かす)の足にあわせて足を開閉してジャンプ)
仰向けになり相手を足だけで持ち上げる(持ち上げられるほうは足を地面につけ全身を一直線にする)、仰向けになっている相手(全身を一直線にする)に腕組させ、それをまたいで腕だけで持ち上げる、といったところ。
全員で掛け声を掛けてのスクワット。
終わったら柔軟。
これをコートを使えないチームごとにやらせている。
自分は、コートでボールを使った練習に付きっ切り。
スミルさん(カウンターパート・相棒)やヘリ(スミルさんの義理の妹・元代表チームセッター)がいれば、手を抜かないよう見てもらう。
これだけたくさんのトレーニングがあれば、適当にやったとしても、腕力、体幹、跳躍力、リズム感などなど、満遍なく使うだろう、と安易に考えている。
「コーチが見ていないときちんとやらないようなチームでは勝てない」
こんなことを繰り返し言っているが、効果はあまり期待していない(少々幼い)ので、とにかく質より量、多種多様で考える暇もないようメニューを増やしていっている。

コートでは、アタックの助走、ブロックのステップをちょっとやれば、もうヘロヘロ。
そこで、すかさずアタック練習。
とにかく打つことは好きなので、少ないボールを拾いあいながら結構長めに打つ。
その後、レシーブ。
俗に言う「走りこみ」ばかり。
左に走りながら左前方、右前方。その裏返し。
こちらのボキャブラリーの都合と、相手の理解力を考慮し、「次の人があげられる高さにあげる」「上げたい方向に向く」「きちんと両手のいい場所に当てる」「ひじは曲げない」程度しか言っていない。
ボールが少ないので、1対1でオーバーパスやアンダーパスをやるのはむずかしいし、やらせても行き当たりばったりで続くだけなので、やらせていない。
やさしく手で放った後、少々打つ。ただただ反復。
あまりに小さいチームなので、ブロックは不可能。
そこでひたすらレシーブで・・・という安易な戦略を周知徹底するつもりで、ほとんどレシーブ。

ただ、さすがにそれでは得点できない。
最近ちょっと、次の人がオーバーパスであげれるボールが連続してあがるようになってきたので、ためしにトス~アタックまで続けてやらせてみた。
すると、まったくトスがあげられず、アタックまでいかない。
打つこと大好きなので、うまくいかないと、早くもう一度アタックがしたい。となると、次のレシーブはいたっていいかげん。
結果、ズタボロにボールを散らかしただけとなり、誰一人満足感はない。

レシーブがあがってもトスにならないのであれば、話にならない。
疎かにしていたオーバーパスをどうやっていくか、少々頭の痛いところ。
サーブやゲームをしないことで、スミルさん、ヘリも少々心配気味。

「ALL ISLAND TOURNAMENT」まで残り1ヶ月を切った今、考えどころである。
2008.08.09 幸せって
こっちにきて、少しずつ本を読む時間ができてきた。
日本にいるときから、読みたくて買っていたが時間がなかった、
「夢をかなえるゾウ」
夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ
(2007/08/11)
水野敬也

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今頃、日本ではドラマなってるんじゃなかっただろうか。

ごく当たり前のことが、非常におもしろく描かれているだけで、特に目新しいことはない。
とはいうものの、具体的な有名人を引き合いに出しての神様「ガネーシャ」の解説はとても楽しく、わかりやすい。
「幸せとはなんなのか」
ちょっと考えるきっかけに、すごくいい本だと思う。

そんな矢先、JICAホステルの蔵書の中から、なんとなく引っ張り出してきていたのがこれ。
重松 清「トワイライト」
トワイライト (文春文庫)トワイライト (文春文庫)
(2005/12)
重松 清

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自殺した小学校の女の先生が、意味深な手紙をタイムカプセルに入れていた。
先生とほぼ同じ年齢になった卒業生たちがそれを見て、
「自分は幸せなのか」
を考えさせられていく。
発売当時、
「70年型少年少女に捧ぐ」
というふうに帯には書かれていたという。
作者があえて、そう書いて欲しいと希望したものらしい。
自分も70年代に生まれ育った人間。
非常に近い世代の話で、いろいろ考えさせられた。

家庭を持つことが幸せなのか。
家族だから愛するのか、愛するから家族なのか。
小学生のときの夢と、今の現実。
世間の厳しさ。

今、異国の地で、目まぐるしく過ぎていく毎日の中で、自分の幸せはなんなのか。
スリランカの人は、初対面の時、必ず「家族は何人?」と聞いてくる。
そして、自分の年齢を知ると、「どうして結婚してないの?」とも。

日本にいたときは、忙しさにかまけて直視しようとしなかったことを、毎日のように否応なく答えさせられる。
家族に迷惑をかけながら、自分の思うとおりに仕事を辞め、同じ世代の人ならやらないであろうことをして、少なからず幸せを感じている自分。
自分の家族は大事だし、自分の家庭を持つことは、願望としてはある。
ここにいることで、家族を大事にしているとは思えないし、願望に近づいているとも思えないが。

帰ってから何をするか、なんて考えるのは今は意味がない気がする。
今の自分の、今の幸せを、自分なりに探していくことで、自分には何か得るものがあるはずだ。
それを経てから、またいろんなことを考えていけばよし、としておこう。
自分の幸せが、家族やいろんな人の幸せにつながっていけば、最高なんだよね。
2008.08.06 学校紹介
配属先である「ST.MATHEW'S SCHOOL」
学校は大きい。小学校から高校までが同居している感じ。
800人くらいいるらしい。
ちなみにちょっと離れた隣の学校は1000人以上いるらしい。
ちょっと遠くから通う場合、小さい子はスクールバスで通うが、大きくなると普通のバスで通う。
スリーウィルで大勢まとまって来る子もいる。
スリランカの最大民族「シンハラ人」と少数だが2番目に多い民族「タミル人」が一緒に通っている。
このふたつの民族はここ20年以上、ずっと戦争状態にあるのだが、それは政府と一部の少数派によるものである。
一般市民はそのことを非常に悲しく思っていて、まったく問題なく生活している。
シンハラ人はタミル語がわからないが、タミル人はちょっとはシンハラ語がわかる。
1クラス40人程度で、日本とあまり変わらないが、教室・机は少々粗末で小さく、体育館はない。

教室の数はかなりあり、道路を挟んで小学校、タミル人のクラスなどが点在し、系列の幼稚園もある。
しっかり教会もあるが、ほとんどは仏教徒。
窓がないので風通しが良く、極めて開放的。
毎朝きちんと全員で掃除して、お経らしきものを唱えてから、授業が始まる。
掃除はきちんとするのだが、ゴミや廃棄物的なものは校舎裏にガンガン投げ捨てられ放置されている。
スリランカでは、「ゴミを投げ捨てる(いわゆるポイ捨て)」ことが悪いこととはされていないようで、誰一人気にしていない。
職員室は校長、教頭、あと2,3人しかいられないくらい狭い。
でも、先生は、英語、シンハラ語、数学、理科、歴史、地理、音楽、体育、農業、家庭科などなど、大勢いて多彩だ。
学校専属のお坊さんがいて、任地入りして最初にあいさつに行った。
お坊さんはかなりの尊敬の対象だ。
シスターもいるし、少数ながらイスラム教徒の子もいる。

生徒は全員真っ白な制服着用。
女子の赤いネクタイ、小学生の男の子の青い半ズボンがすごく映えて見える。
毎朝自分が現れると、ほんとに大勢の子供が物珍しそうに顔を見にきてはあいさつしてくれるので、すごく元気になる気がする。
日本に比べると、みんなちょっと幼い感じかな。
自分がちょっと会話をすると、たちまち人だかりになり大騒ぎ。
当然「はまじ」的なお調子者もいて、すごくおもしろい。
今までの勤務先のことを思うと、少々複雑な気分になることもある。

先生などの目上の人に対しては、きちんとひざまづいてお辞儀する「ぬかづく」という習慣があり、自分も一応先生的な立場のため、練習終了後はぬかづかれる。
その際「ブドゥ サラナイ」と右手を差し出す。
「神のご加護を」的な感じ。
なぜかそれをしない子がいるな・・・と思っていたら、イスラム教徒だカウンターパート(相棒)のスミルさんがすかさず教えてくれた。
仏教徒がそれをしないことは、かなり失礼になるのだろう。

歓迎式典には、生徒全員は参加できなかった。
全員を収容できるような場所などないので当然だ。
近くの道路を、生徒のブラスバンドを先頭にパレードっぽく練り歩き、「歓迎 ○○○○」的な大きなゲートを潜って校内へ。
式典では、大勢の来賓の長いあいさつ(ほんとに長い・一人15分とか普通)のほか、シンハラ人、タミル人それぞれの民族の踊りがあった。
シンハラ人はあまり激しい動きがなく、音楽もゆったりしていて荘厳な感じ。
タミル人になると、すごくインドの踊り(イメージだが)に近く、ところどころ激しい動きや多少コミカルな動き見せたりと、なかなかおもしろい。
どちらも非常に見応えありだった。
シンハラ人、タミル人とも、彫が深く、まつげ、手足が長く、細身なので、みな美形に見える。
タミル人は少々色が黒い、と説明されたことがあるが、自分はあまり違いが分からない。
どちらもびっくりするような美男美女がたくさんいる。
小さい子になるほど、その傾向は顕著で、ホントに冗談じゃなく、日本なら全員CMに使われてもおかしくないと思う。
女の子は、生まれて間もなくピアスをつける習慣があるので、ふとした時に、小さい子がやたらと大人っぽく見えたりもする。

長い式典の最後には、当然自分のスピーチが。
スリランカのスピーチは、ちょっとした決まり文句を最初と最後に遣うというのを、駒ヶ根、コロンボでの研修でしっかり教わった。
ただ、今回は、皆自分のことを知らない中でのスピーチなので、オリジナルでもいいんじゃないか?と今回は都合よく考えることにしてみた。
オリジナルなら、当然おもしろい奴だと思われた方がいい。
そこで、自分のスピーチは・・・
「今日は、スピーチがあると知っていたので、昨日の夜からいろいろ考えてきたんだけど、全部忘れてしまいました」
で、スタート。
ウケるかどうか、大きな賭けだった。(派遣前訓練での自己紹介の失敗をまったく生かしていない)

結果は、というと・・・大ウケでした。
その後は、カンペなしでも言える簡単な内容ながらも、式典、踊りへのお礼、シンハラ語は3ヶ月勉強した、2年間この国でバレーを教える、外国でバレーを教えるという貴重な経験の中で、なにか大切なものを見つけたい、といった感じで、きちんと自己紹介。
ただ、ひとつだけ、やってみたかったんだけどやらなかったことが。
あいさつで頭を下げるときに、マイクに頭をぶつけること。
ゴツンって。
ウケるかどうか、非常に微妙な感じだし、派遣前訓練での自己紹介の失敗(やりすぎはいけない)を教訓に回避した。
でも、きっと最後のお別れスピーチではやるような気がする。
「一緒にバレーができてよかった。その上、最後におもしろい奴だった」と笑顔で送り出してもらえるよう、しっかりがんばっていこうと思う。
コロンボ・マトゥガマ・デニヤーヤと、いろんなところに滞在してきたが、その度にやっていることが・・・
「安全ピンマジック」である。
布に安全ピンを留めたまま、開かずに取ってしまう、というもの。
いつも大好評。
ホントに駒ヶ根での訓練中に教えてもらってよかった。

デニヤーヤにきてから、市役所の支所長と思しき方に、いろいろあいさつ回りに連れて行かれた。
お役所に限らず、はっきり「友達なんだ」と紹介される人も大勢いた。
その中の一軒に「サマンタ」さんがいる。
仕事でコロンボに単身赴任、毎週末に帰ってくるというヒゲの似合う貫禄のある親父さんだ。
高校生の娘2人、じいちゃん、ばあちゃん、奥さんと、小さな山の頂上付近に住んでおり、そこからの眺めは素晴らしい。
えらく自分を気に入ってくれたようで、ちょこちょこご飯をごちそうになっている。
なぜか町の人は、サマンタさんのことをみんな知っている。
どうやらかなりの地元の名士らしい。

サマンタさん宅を最初に訪れた時は、もう親父連中との会話に疲れ果てていたので、ずうずうしく娘さん(2人・高校生くらい)たちとばかり話していた。
その際のネタは日本・スリランカについて。
まあ、ありきたりなところだ。
指差し会話帳を片手に、身振り手振りで会話。
会話帳のおかげもあって、何回かは盛り上がったのだが、そのうちネタ切れ。

そこで、自分がやってみたことは・・・
「分数の割り算」だ。
割り算は、たくさんのものを分けるわけだから、答えは小さくなって当然。
だけど、分数の割り算の場合、答えは大きくなることがある。
「変だよね?」

そして、分数の割り算は、「分母と分子をひっくり返して掛ける」わけだから、正確に言えば掛け算。
割り算していないのだ。
これは少年院に勤務していたころ、子供に説明するのに一苦労したことだ。
宮崎駿アニメの「おもいでぽろぽろ」でも出てきた問題。

そのあたりを
「変だよね?おかしいよね?なんで?」
と詰め寄ってみた。
ま、ちょっと考えれば分かる詭弁なんだけど。
上の子(16歳)は、ちょっと利発そうな子で、会話中もうまくコミュニケーションをとろうと工夫してくれるので、かなり賢そう。
驚くほど「分数の割り算」に食いついてきた。
スリランカでも、そんなことは教えてくれないそうだ。

ところが、である。
問題を出したのはいいが、答え(説明)を忘れてしまったのだ。
ネットでもいろいろ出ているはずなのだが、少々自分のネット環境が不調なため、見ることができない。
問題を出しておいて答えが分からないのだから、たいしたへなちょこぶりである。
翌日、二人には学校で先生に聞いてみてもらったが、はっきり「わからない」と言われたそうだ。
おかげさまで、自分と話すのはおもしろいと思ってくれたようで、サマンタさんが仕事でいないのに、わざわざ招いてくれることも。

こんなネタが、スリランカに来て役に立つなんて、思いもしなかった。
驚きや知的好奇心は、簡単に国境を越えることができるようだ。
ただ、喜んでいる場合ではない。
ちゃんと説明してあげなくては。
2008.08.03 トンボ作り
ここ、デニヤーヤでは、ほとんど毎日雨が降る。
短い時間だが、バケツをひっくり返したような雨になることもしばしば。
7月の終わりころ、ホントに雨が多かったので、グランドは泥沼状態、水溜りだらけだった。
思い切って、選手全員と手作業で、ホントに手と足だけで水をコートの外に出す作業をしてみたのだが、かなりの時間がかかった。
かかった時間の分、効果は多少あったので、練習終了後、思い切って「トンボ」を作ってみることにした。
野球のグランド整備に使うやつ。
一気に水を外に出せるんじゃないかと。
木と釘とかなづちがあれば、結構簡単にできるんじゃないかと。
カウンターパート(相棒)であるスミルさんに話すと・・・
「いいんじゃない?」
と言いつつも、半信半疑。
校舎裏には、不要な机といすがたくさん放置されていたので、それを活用できる。
釘とかなづちはスミルさん宅からレンタル。
近所に住むいつも練習をのぞいている元気なおじいさんと、たまたま用事があってきていたスミルさんの友人、グルゲさんが手伝ってくれた。
結果、あっさり4個の小型トンボが完成。
早速、テストしてみると結構いける。
「明日子供たちに整備させよう」
ということで、話がまとまった。

翌朝、グランドに行ってみると、なんと学校の生徒が100人くらい来ていた。
ちなみに全校生徒は800人くらいいるらしい。
スミルさんに「なんでこんなにいるの?」と聞くと、
「グランド整備するからさ」
・・・
トンボは4個。
しかもみんな制服で来てるし。
グランドは水浸し。
「こんなに要らないから・・・制服も汚れたら困るし・・・」
渋々帰っていく子供たち。
制服の汚れなんか気にしない小さな男の子たち(小学校後半くらい)がおもしろがって手伝ってくれ、別の先生は近くの乾いた土をたくさん持ってきてくれた。
その結果、見事にコート復活!
子供たちの豪快な使い方で、トンボは2個玉砕。
そして残る2個はどこへ行ったのか、見当たらない。

ま、綺麗になって、その日の練習は至ってスムーズ。
8月になると雨も少なくなり、学校は夏休みに入るという。
たっぷり練習できるし、子供たちは驚くほど練習を楽しみにしている。
おかげさまで、練習開始から今まで、まだ自分が1日フリーになった日はない。
「ALL ISLAND TOURNAMENT」までは、たった1ヶ月だが、いい練習をして試合に臨みたい。
2008.08.02 必殺技
またまた「エースをねらえ!」の話なのだが、まだあの感動が覚めやらないのだからしかたない。

コーチである宗方は、ひろみにきっぱりと、
「魔球など存在しない」
と断言していた。
当時(1973年ころ)は、そんなマンガは少なかったはず。
大リーグボール(ちょっと古いか)しかり、ドリームボール(ちょっと後か)しかり。
「侍ジャイアンツ」なんて、嘘みたいな球投げてたような・・・
そういった意味で、「エースをねらえ!」は、当時のスポ根ものの中では、少々異彩を放っていたらしい。
なるほど、そうである。
ひろみには、特にこれといった「魔球」いわゆる必殺技、得意技がない。
男子相手にノータッチでリターンエースをとる場面がちらっと出てくるのだが、それは狙っているのではなく、本人にもなぜ決まったのか、理由が分からない。
狙おうとすれば、逆にリターンエースで返されてしまうくらいなのだ。
これは「無」の境地的な感じで、さらっと出てきただけだった。
「無心で打つ」みたいな感じかな。
必殺技としてはまったく取り上げられず、そのとき限りだった。

ん??
そういえば、ちょっと前に終わった「テニスの王子様」では、「無我の境地」っていう無敵に近い状態が出てきてたぞ・・・
4段階くらいあって、スーパーサイヤ人みたいだったな・・・
ネットでチラッと調べたら、
「皇帝真田は「我が心すでに空なり、空なるが故に無」(古いマンガ・ブラックエンジェルスの台詞)と共に発動した。」
とか出てるし。
お。「ブラックエンジェルス」の台詞か・・・
そいつは懐かしい。

NHKでやってる野球アニメ「メジャー」
バレーボーラーのバイブル「健太やります!」の作者のマンガなので、原作をずっと読んでいるのだが、その中に、
「スクイズを防ぐために、ピッチャーがわざとワンバウンドするボールを投げる」ってのがあった。
そういえばこれ、「ドカベン」で山田太郎がやっていたような・・・

どのマンガでも、それぞれがそれぞれの個性を出していれば、出てくる内容が似たようなものでも、すごく新鮮に感じられてしまうし、おもしろい。
要は、おもしろければそれでいいのだ。

そして、現実のスポーツには、無敵になれる「必殺技」みたいなものはなく、ただただ練習したことのみが武器となる。
「絶対」や「近道」などない。
だから、おもしろいのだ。
2008.08.02 我が家
我が家は「HANDFORD TEA ESTEETE」というティー・プランテーション(大紅茶農場)の真っ只中にある平屋一戸建て。
広いリビングとキッチン、自分の部屋(10畳くらい)と同居人「ピーリス」さんの部屋(8畳くらい)がある。
ピーリスさんは50歳。酒、タバコ大好きのフィールドオフィサー。
紅茶を摘む大勢の労働者の管理をしているため、結構な重要人物っぽい。
「私はこんなに大勢を管理していて、息子(コンピューター関係の仕事をしている30歳・他にも何人か子供がいる)よりたくさん稼いでいる」
と繰り返し言ってくる元気な親父さんだ。(家族は世界遺産になっている「ゴール」にいて、単身赴任)

そして、我が家にはピーリスさんに13年仕えているお手伝いさん「チャンダパーラ」さん(♂)がいる。
食事、掃除、洗濯(有料だが格安)をしてくれる。
非常に恵まれている。
そして、さらに幸いなことに犬(1匹)猫(2匹)までいて、すぐに懐いてくれた。

練習を開始してから3日目、子供たちが自分の言っていることを、どの程度理解しているかを見るために、ノートに書かせていることにした。
自分が説明した言葉なら、見ればなんとか分かるだろう・・・と思っていたが、甘かった。
そこで、ピーリスさんにノートを見てもらいながら、ちょこちょこチェック。
ピーリスさんは、身振り手振りを交え、すごく熱心にチェックしてくれるので大助かり。
おおむね伝わっているようなので、一安心。

朝5時には起きて6時半には仕事に行くピーリスさんは、こっちが寝ていてもまったく気にしておらず、いつも歌を歌いながら身支度している。
チャンダパーラさんは、雨が降っても洗濯物を干しっぱなし。
取り込むという習慣がないらしい。(ここデニヤーヤでは毎日のように雨が降る)
停電時々あり。
ネット・携帯の電波がかなり弱い。
自分の部屋に鍵がない。
いたるところにアリがいる。
といった不満はあるが、ほぼ想定内。
こんなに恵まれていていいのか・・・と思うくらい。
しかも、現在シャワー室増築中(トイレと一緒だった)ついでに今あるトイレを洋式にするそうだ。(紙・水洗はないが)
すぐ近くにある「HANDFORD TEA ESTEETE」の事務所にはネットにつながったPCもあるので、使わせてもらえそう。(やはりピーリスさんはかなりの権力がありそう)
配属先が提供してくれた住まいなので、嫌だから出る、なんてことはちょっと面倒そうだったため、引越しの必要はなさそうなのでちょっと安心。

最近、ピーリスさんはかなりの酒好きで、町でも有名だとわかった。
土曜の夜には、ピーリスさんの友達が大勢来てドンチャン騒ぎしている。
ビールを勧められて断ったら、後日「スリランカでは必ずもらわなければいけない。不要であれば、別の人にあげればよい。もらうことが大事なのだ」と長々と繰り返し説明してくれた。
熱心な説明は、酔っ払いがクドクド話していると見ることも、十分できる。
日本の酔っ払いと一緒だな・・・
ま、自分も話は長いし、そのくらいは我慢しなくては。
そのうち自分も一緒に大騒ぎするのかな・・・
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